カムシャフト取付け-2
AE86(ハチロク)トレノのエンジン(4AG)のOH作業をしています。
4AGの解体が1通り終わり、4AG再組付けを始めました。
今回は、引き続き、カムシャフトの取付けを行います。
カムキャップのボルトは全て交換します。
純正部品は値段が高いので、
ボルト類はなるべくホームセンター、建築金物屋で買うようにしてるんです。
ただ今回は、建築金物屋で調達できるようなものではないので、
純正部品を買いました。
カムキャップに新しいボルトをセットしました。
真ん中は古いボルトです。
トルク管理の精度を上げるため、ボルトにもエンジンオイルを塗りました。
くどいようですが、カムキャップのカムシャフト面にもエンジンオイルを塗ります。
カムキャップに結構傷が付いています。
カムキャップを交換しようと思って、問い合わせてみた所、
シリンダーヘッドとセットになっているものなので、
カムキャップ単体では取り寄せられないそうです。
構わず再使用します。
一応、解体の時に書いておいた、カムキャップの配置図を見ながらセットします。
シリンダーヘッドはアルミなので、シリンダーヘッド側のねじ山をだめにしないように、始めからソケットレンチを使わないで、手である程度までは締めます。
№5側のカムキャップが持ち上がっています。
スタッドボルトがあるので、ロングソケットを使用します。
解体の時、メガネレンチを使ってボルトの頭がナメちゃったので、今度は気をつけます。
3→4→2→5→1 の順で締めていきます。
カムキャップとシリンダーヘッドのすき間はなくなりました。
締付けトルクは130kg・cm(1.3kg・m)なので、
プリセット型トルクレンチではトルク管理が出来ません。
プレート型トルクレンチでトルク管理します。
トルクが小さいのでかなりシビアな作業です。
ボルトの頭がナメないように気をつけてます。
今回は、
カムシャフトの本締めをしました。
次回は、カムシャフトとシムのクリアランス測定をします。
今回使用した主な工具
約450Kgまで対応!AP 450Kg エンジンスタンド
ASTROPRODUCTS インターネット店
ディープソケット10mm
素人でもトルク管理をし易いと言う、プレート型トルクレンチです。
小さいトルク管理はプレート型でないとできません。
ストレート製。1/2インチ。2,080円(税込)
純正部品
スタッドボルトが1本200円(税抜き)×8本 ボルトが1本130円(税抜き)×12本 必要です。
純正部品はトヨタ部品共販で買えます。
近くにトヨタ部品共販がなければ、通販でも純正部品が買えるショップがあります。
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